営業赤字と最終赤字って何が違うの?

営業赤字と最終赤字って何が違うの?

電通が営業赤字33億円の見込みと発表しました。
最終赤字の見通しは808億円だそうです。

営業赤字?
最終赤字?

なんですか?
と思ったあなた。

一緒に勉強してみましょう。
3分で済みますから。

営業赤字の正体

営業赤字というのは、
売上高から
売上原価を差し引いて、
そこから
販売費及び一般管理費
を差し引いた金額がマイナスであることを言います。

図で示すと以下の通りです。

売上総利益では、販売費及び一般管理費が賄えていないということです。

 

 

販売費及び一般管理費って何?

販売費及び一般管理費というのは、
給料や家賃、
水道光熱費、
通信費など、
売上のための直接的とは言えない費用を言います。

借入の利息などは
営業外という括りになるので、
ここには入ってきません。

最近、大赤字の理由としてよく見るのが、
減損損失です。

減損損失は、
保有している固定資産が
その取得価額以下のキャッシュフローしか生まないと見込まれる場合に
計上される予想損失です。

本当は、もっときちんとして定義があるのですが
3分でわかるためにこの程度の定義で我慢してください。

この減損損失は、大体の会社では特別損失に計上されます。

以下の図で確認してください。

 

最終損失とはこういうこと

よく言われる最終利益・最終損失というのは、
上の図で示します。

要するに、税金を引いた後の損益のこと

当期純利益・当期純損失
最終利益・最終損失というのですね。

 

3分で終わったでしょうか?

ではまた次回。

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