経営を行っていくにあたっては、「簿記」や「経理」の基本を知っておくことが必要不可欠です。
仮に経営者が簿記や経理の基本を知っていないとどうなるでしょうか?
経営者が「貸借対照表」って何?「損益計算書」なんてただの税務申告に必要な書類だから作るだけでしょ?という場合。
貸借対照表や損益計算書のいわゆる「財務諸表」と呼ばれるものを経営者が理解していないと、次のようなことが起こります。
「会社は黒字なのに、経営がかなり厳しい」
「節税対策したばかりに、従業員の給与が支払えない」
「固定資産はたくさんあるけど、流動資産が少ない」
この原因はすべて、経営者が簿記経理の基本を理解していないことによる「キャッシュフロー」の悪化です。キャッシュフローは会社の命に関わるいわば人間の血液循環のようなものです。
いくら潤沢な資産があっても、その流れがよくなければ会社は死んでしまうのです。
このようなことを防ぐためにも、経営者は簿記、経理の基本が必要になるのです。
それでは、基本といってもどのような知識が必要なのでしょうか?
まずは、仕訳における勘定項目、何が経費で使えて使えないのかということや、財務諸表をどのように見ていくのかということが必要になってきます。
会社の経営状況が今どのようになっているのかを理解するようにしていきましょう。