安全性分析とは

企業の経営状態を把握するには財務指標を確認する必要があります。この記事では、企業の財務基盤の健全さを意味する安全性分析に用いられる指標について解説します。

 

■ストック数値の財務指標
①流動比率
流動比率とは、「流動資産÷流動負債×100」という計算式で計算されます。この流動比率とは、企業の短期的な債務返済能力を示す指標で、短期的な支払いを要する流動負債に対して、その支払いに充てる1年ないし通常の営業循環内に換金しうる流動資産の比率として計算されます。

 

②当座比率
当座比率とは、「当座資産÷流動負債×100」で計算されます。この当座比率は、換金性の高い当座資産を分子として設定することで、流動比率と比較して、より厳しく短期的な債務返済能力を判定するための財務指標となっています。

 

③自己資本比率
自己資本比率とは、「自己資本÷総資本×100」で計算されます。この自己資本比率は、総資本に占める自己資本の割合であり、企業の財務基盤の健全性を示す指標となっています。

 

④固定比率
固定比率とは、「固定資産÷自己資本×100」で計算されます。この固定資本比率は、固定資産に投下された資金が自己資本によってどの程度まかなわれているかを示すものであり、企業の固定資産投資の安全性を示します。

 

■フロー数値の財務指標
①インタレスト・カバレッジ・レシオ
インタレスト・カバレッジ・レシオは「事業利益÷支払利息・社債利息など」によって計算されます。このインタレスト・カバレッジ・レシオは、利息の何倍の経常的な収益を獲得できているかをあらわす指標です。


■どう財務指標を使うか
この記事では5つの財務指標のご紹介をさせていただきました。この財務指標はどれか一つを用いて判断すればよいというものではありません。それぞれの指標を分析の目的に基づいて、各種の指標の数値を比較検討し、バランスをもって判断をしていくことが重要です。
一人では中々判断の仕方がわからないといった場合には弊社のような専門家に相談しながら安全性分析を行っていくことをおすすめします。


株式会社トラストメディアでは、東京都練馬区を中心に埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県の広いエリアで「財務分析」、「事業計画」、「経営計画」などといったご相談を承っております。財務分析に関するお悩みがございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。

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大久保公認会計士・税理士

「やりたいことがデキるようになる」「周りに認められる」 社長に成長していただく。これが私の仕事です。

2代目3代目の経営者で「古参社員や銀行に相手にされていない・・・」「こんなことがやりたいんだけど、誰もまともに聞いてくれない」という悩みをお持ちなら、財務力や会計力をアップさせて、彼らを納得させる知識を一緒に学びましょう。

教材のみ販売コース、Zoomによるオンラインコース、対面コースを用意しております。お気軽にご相談ください。

公認会計士・税理士大久保 達弥 (おおくぼ たつや)

所属団体
日本公認会計士協会,東京税理士会
経歴

東京都出身。明治大学政治経済学部卒業。

公認会計士として太田昭和監査法人(現在の新日本有限責任監査法人)に勤務し、ゼネコン・百貨店・自動車ディーラー・金融機関等様々な業種を担当。

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