成長性分析とは

経営状況を判断する経営分析には、大きく分けて定量分析と定性分析の2つが存在します。
その中で、定量分析の1つに位置付けられるものが成長性分析です。
成長性分析とは、一定期間で企業どれだけ成長しているか、業績がどれだけ伸びているかを把握するための分析です。
具体的には、複数の指標を用いて、企業の売上高、資産規模の変化を分析します。
企業利益からだけでは企業の成長性を一概に判断することは難しく、多角的な視点でより正確に判断する際に用いられるのが成長性分析です。

成長性分析において、9つの指標が使用されます。

 

1つ目は、売上高増加率です。
前年比でどれだけ売上高が増加したかという指標になります。

 

2つ目は、経常利益増加率です。
本業の利益以外に利益があった場合に、本業の利益にプラスして全体の利益の伸び率を測るための指標です。

 

3つ目は、総資本増加率です。
どれだけ総資本が増加したかを把握するための指標です。
しかし、総資本には負債が含まれているため、注意が必要となります。

 

4つ目は、営業利益増加率です。
本業で生み出した利益の増加率を表すものです。

 

5つ目は、純資本増加率です。
総資本から負債を差し引いて計算されるのが純資本です。
自己資本と表記される場合もあります。

 

6つ目は、従業員増加率です。
事業拡大に伴い、従業員は増加するのが一般的です。
しかし、従業員の増加率だけでは、企業の成長率を測ることは難しいため、他の指標と合わせて判断することが必要となります。

 

7つ目は、一株あたりの当期純利益です。
企業の一株あたりの利益額を表したものです。
この値から、外部評価を判断することができます。

 

8つ目は、新規顧客増加率です。
企業の成長率は顧客の数で判断することもできます。
売上高や利益と合わせて観測することで、より正確な判断に繋がります。

 

9つ目は、顧客単価です。
顧客人数だけでなく、顧客単価も1つの指標となります。

 

以上が分析に用いられる指標です。
これらを組み合わせることで、企業が成長しているのかを正確に分析することができます。

 

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大久保公認会計士・税理士

「やりたいことがデキるようになる」「周りに認められる」 社長に成長していただく。これが私の仕事です。

2代目3代目の経営者で「古参社員や銀行に相手にされていない・・・」「こんなことがやりたいんだけど、誰もまともに聞いてくれない」という悩みをお持ちなら、財務力や会計力をアップさせて、彼らを納得させる知識を一緒に学びましょう。

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公認会計士・税理士大久保 達弥 (おおくぼ たつや)

所属団体
日本公認会計士協会,東京税理士会
経歴

東京都出身。明治大学政治経済学部卒業。

公認会計士として太田昭和監査法人(現在の新日本有限責任監査法人)に勤務し、ゼネコン・百貨店・自動車ディーラー・金融機関等様々な業種を担当。

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