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損益分岐点とは?計算方法や具体的な活用方法など

「いったいどの程度売上をあげれば固定費用を回収できるのだろうか」
「利益を1,000万円あげたいが、そのためにはどれくらいの売上が必要なのだろうか?」
ビジネスを行っていらっしゃる経営者の皆様なら、誰でも一度はこのような疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?
これらの問いに答えてくれるのが、損益分岐点という概念です。

このページでは、損益分岐点とは一体どのような概念であり、どのように計算するのかをみていきましょう。

 

損益分岐点とは、「固定費を回収するために必要な最低限の売上高」です。言い換えれば「利益が0円になる売上高」ということです。
例えば、毎月固定費が1,000円発生するとします(分かりやすくするために変動費は発生しないと仮定します)。

売上から費用をマイナスすれば利益が分かりますので、式で表すと次のようになります。


〇売上-費用(1,000円)= 利益(0円)
この場合の損益分岐点売上高は1,000円です。等式を成り立たせるように計算するだけということです。

 

続いて、「100円利益を出したいがいくら売上をあげればよいのだろう」という場合を考えてみます。


〇売上-費用(1,000円)= 利益(100円)
この場合の損益分岐点売上高は1,100円です。同様に等式を成り立たせるように計算するだけです。

仮に商品の販売単価が1つ50円だった場合は、損益分岐点売上高を販売単価で割り、22個販売すれば目標利益を達成出来ると分かります。
実際はここに変動費(変動製造原価と変動販売費に枝分かれ)を考慮する必要がございますが、基本的な考え方は変わりません。

 

このように損益分岐点の概念と計算の考え方を押さえておけば、ざっくりと会社の必要な売上規模を把握することができ、人的資源や資金の選択と集中を円滑に行うことが可能となるのです。

 

株式会社トラストメディアでは、東京を中心とする関東地方、北関東の皆様を対象に、決算書を使った経営者向け勉強会(財務分析・経営相談)を行っております。
「損益分岐点を活用し、適切な資源配分ができる経営者」として周囲に認められるためのお手伝いをいたします。

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大久保公認会計士・税理士

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公認会計士・税理士大久保 達弥 (おおくぼ たつや)

所属団体
日本公認会計士協会,東京税理士会
経歴

東京都出身。明治大学政治経済学部卒業。

公認会計士として太田昭和監査法人(現在の新日本有限責任監査法人)に勤務し、ゼネコン・百貨店・自動車ディーラー・金融機関等様々な業種を担当。

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