経営者が決算書を理解する3つのポイント

経営者が決算書を見た時に、ただ見ただけでは何もわかりません。どのような点に注意してみることが必要なのでしょうか?

 

■「貸借対照表」のポイント
貸借対照表とは、決算日での財政状況を示します。決算日時点で、会社が持っている財産のうち、返済不要なものなのか、返済しないといけないものなのかをこの表から見ることが出来ます。
持っている財産が、返済不要の「純資産」で賄われていれば健全な財政状況ということになりますが、その指標として「自己資本比率」というものがあります。
「純資産÷資産×100」で計算される指標であり、50%を超えていれば有料、10%を下回っていると危険水準となります。

■「損益計算書」でのポイント
損益計算書は、会社の売り上げがどのような費用を用いて生み出されたものかを見ることが出来ます。会社の利益には「売上総利益」、「営業利益」、「経常利益」の3つに分けることが出来ますが、この3つの違いを理解することによって、会社の力を見ることが出来ます。
「売上総利益」では、商品の力、「営業利益」では、本業である事業の力、営業の力、「経常利益」では会社の力を見ることが出来ます。

■「キャッシュフロー計算書」のポイント
キャッシュフロー計算書でも、損益計算書同様にそれぞれのキャッシュフローの違いを理解することが必要です。
「営業キャッシュフロー」は営業活動でのキャッシュフローです。この数値が低い場合には、負債などを再度見直していく必要があります。
「投資キャッシュフロー」は、設備投資をした場合に一般的にマイナスになります。
「財務キャッシュフロー」は、資金を増資したり、融資を受けたりなどの場合にはプラスになります。

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